「事務局からのお知らせ」カテゴリーの記事一覧
2016.9.26
瀬戸内寂聴の衝撃作を映画化!心の機微を繊細に描く安藤監督、登壇決定!
カテゴリー:事務局からのお知らせ, 女性限定Love&Erosシアター
みなさん、こんにちはー。
新開地映画祭事務局のニシジマです。
ことし、第13回新開地映画祭は、
10月28日(金)の日活ロマンポルノナイトを前夜祭として。
10月29日(土)はLove&Eros な作品をたっぷり楽しんでもらえるよう
作品選びをおこないました。
10月29日(土)のテーマは、女の愛と生と性。
このたび、8月に封切りされ話題を呼んでいる、
瀬戸内寂聴さん原作の
『花芯』をロードショー特別上映することになりました!!!!!
【ロードショー特別上映】(新開地映画祭・初!)
10月29日(土)12:30~
『花芯』
2016年/クロックワークス/95分/R15+
監督:安藤尋/出演:村川絵梨、林遣都、安藤政信
(C)2016 「花芯」製作委員会
8月6日(土)テアトル新宿ほか全国公開中
パンドラの箱が開く、オンナの性の真実。
花芯とは中国語で子宮のこと。みんな愛だ恋だと「無駄な言葉を探している」けれど、彼女は知ってしまったのだ。誰に抱かれても、哀しいかな肉体の悦びは得られてしまうのだと……。恐れることなくオンナを解放していく人妻の園子が、迷路の先で見つめる“肉体と精神の離反”というアケスケな真実は、女性こそギクッと心臓を押さえるかも? まだ駆け出し小説家だった瀬戸内寂聴が文芸界に論争を巻き起こしたセンセーショナルな小説が初の映画化。
(解説:廣田彩香)
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「きみという女は、からだ じゅうのホックが外れている感じだ」
って、
ため息が出てしまうくらいクラクラしちゃう名ゼリフですよねぇ、、、、
この作品、ほんとうにR15+ですか?!
と聞きたくなるくらいセックスシーンも多く、
女性の性への欲求と真理をついたストーリーに
ドキドキしながら観てしまいました。
正直、男性には観てもらいたくない映画かもしれません。。。
※ちなみにワタクシ、この作品を映画館で観たのですが、
平日昼間にもかかわらず、おっちゃん率が高くてビックリ、笑。
おっちゃんたち、エロスなシーン目的だったんだと思うけど、
どんな気持ちでこの映画を観てたのか気になるところです。
ハイ。それでね、そんな主人公を演じたのは、
NHK朝の連続テレビ小説『風のハルカ』でヒロインをつとめた
村川絵梨さん。(体当たりな演技がめちゃキレイでした!)
村川絵梨さんをおどろくほど大胆に、美しく撮ったのは、
登場人物の心の機微を繊細に描くことに定評のある
安藤尋(あんどう・ひろし)監督!!!
その安藤監督が、『花芯』上映後に、
新開地映画祭のゲストとして登壇いただくことが決定しましたーーーーー!
(キャーーー♡ パチパチパチパチパチ☆)
安藤監督の『花芯』でのエピソードといえば、
「近くで見てほしいと思うようになりました」
と村川絵梨さんに言わせるほどの “超接近演出”について書かれた
こちらの記事が印象的でした。
http://cinema.ne.jp/news/kashin2016080611/
トークショーでも、そんな撮影のウラ話や演出などについて、
お聞きしたいと思っています!!!
ぜひぜひ楽しみにしていてください♡
安藤 尋 ANDO Hiroshi
1965年生まれ、東京都出身。早稲田大学在学中より映画制作の現場に参加。助監督を経て、93年に成人映画で監督デビュー。03年の魚喃キリコ原作『blue』では、主演の市川実日子が第24回モスクワ国際映画祭で最優秀女優賞を受賞した。主な作品は、『pierce ピアス LOVE&HATE』(97) 『ココロとカラダ』(04) オムニバス映画『ZOO』(05) 『僕は妹に恋をする』(07)など。2014年作品『海を感じる時』は第44回ロッテルダム国際映画祭スペクトラム部門に正式出品された。
★映画『花芯』公式サイト
http://www.kashin-movie.com/
2016.9.23
あの“チン事件”を映画化した日活ロマンポルノの大傑作に拍手喝采!
カテゴリー:事務局からのお知らせ, 女性限定Love&Erosシアター
みなさん、こんにちは。
新開地映画祭事務局のニシジマです。
金曜日の日活ロマンポルノナイト!
2本目紹介の前に・・・
日活ロマンポルノについて、おさらいしておきましょう!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
日活ロマンポルノとは、1971年、「日活」が経営難に陥った際、製作されたポルノ映画。青春映画黄金期を支えた助監督やスタッフたちが現場に残り活躍。「10分に1度、ハダカかセックスシーンがあればよい」という枠組みのなかで、知恵と技能を集結し、低予算でも挑戦的な作品が数多く生み出されました。
現在活躍する名監督も多数、その一翼を担い、「主役になれるなら」と演技を磨いた女優たちは、数多く現役で活躍しています。1998年までに約1,000本が製作され、新開地映画祭でもそのなかから秀作を上映しています。
日活ロマンポルノがスタートした同じころ、
映画街だった新開地が同じように衰退し、
それでも腐らず、いまなお「B面の神戸」として
活気を取り戻そうとしているのは、日活さんの歴史と
重なるところがあります。
そんな意味もふくめ、新開地映画祭では、
敬意をこめて日活ロマンポルノを上映しています。
ちなみに、
ことしは日活ロマンポルノが45周年ということで、
数々の作品が映画館で上映されるようですよ~。
それでは、作品紹介にまいります。
10月28日(金)20:10~
『実録阿部定』
1975年/日活/76分/R-18
監督:田中登/出演:宮下順子、江角英明、坂本長利
(c)日活
定の人生、オンナなら身につまされる?
「もう帰しはしないよ…」。あまたの偽名を作っては捨て世を流れてきた女は、旅館の一室で愛する男と呆れるほど性交を重ね、一心同体を味わうことで“一人の人間”となる。しかし愛とは実体なきもの。男を殺し、切断した局部を独り占めすることでやっと“阿部定”という名前を取り戻すのだ……。事件当時は鬼霊の妖婦や魔女と騒がれた安部定だが、奇行なくしては実存感が得られなかったのだろう彼女の、哀しい人生の渇きにまで迫る大傑作。
(解説:廣田彩香)
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阿部定を映画化した作品といえば、
新開地映画祭でも上映した大島渚監督の
『愛のコリーダ』が有名ですが、
なんの、こちらの阿部定、なんといっても
“ロマンポルノ”の代表女優、宮下順子さんが演じており、
さらに監督は、ロマンポルノのエースで
シュール表現のカリスマ・田中登監督です。
※ちなみに、第3回新開地映画祭では
このお2人がタッグを組んだ『屋根裏の散歩者』を上映し、
宮下順子さんにもトークショーに登壇いただきました。
定と吉蔵のからみのシーンもそれは素晴らしいのですが、
局部を切り取ったあとの定を演じる宮下順子さんの表情が
なんとも言えません!
『愛のコリーダ』を観た人にも、
日活ロマンポルノファンにも、とにかく観てほしい大傑作です。
2016.9.21
10月28日(金)日活ロマンポルノナイトで『エースをねらえ!』のエロスパロディを上映!
カテゴリー:事務局からのお知らせ, 女性限定Love&Erosシアター
みなさん、こんにちは。
新開地映画祭事務局のニシジマです。
第13回新開地映画祭は、
2016年10日28日(金)~29日(土)の2日間。
神戸アートビレッジセンターにて開催します。
気になる上映作品ですが・・・・・!
10月28日(金)は日活ロマンポルノナイト!
上質でエッチで女性が楽しめる名作を2本
上映いたします!!!
10月28日(金)19:00~
『宇能鴻一郎の濡れて打つ』
1984年/にっかつ/55分/R-18
監督:金子修介/出演:山本奈津子、林亜里沙、石井里花
(c)日活
笑っちゃうほど振り切れたエロかわスマッシュ。
「あたし、つい手を出しちゃったんです」。舌ペロするのは清純スコート姿のテニス女子!
女性の告白文体が一世を風靡した官能小説の巨匠・宇能鴻一郎を原作者としながら、監督デビュー作でこれ奇策、かの「エースをねらえ!」のエロスパロディをやってのけたのは今や大御所の金子修介。アイドル映画の名人でもある金子、主演・山本奈津子の高純度な可愛さは眼福としか…。カラミはハード、でもキュート。
ロマンポルノのポップ時代をとくと堪能あれ。
(解説:廣田彩香)
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ワタクシ、あえてエッチではない画像を貼りましたが、
言っておきます。めちゃくちゃエッチな作品です。
「エースをねらえ!」世代なら、わかるわかる!の連続。
いや、「ちがうちがう!」が正しいかも...。
主人公のひろみも、お蝶夫人もなんだかエッチです。
こんなふうにパロっていいの?!と思えるほど、
エッチでキュートで馬鹿馬鹿しくて、
80年代らしいポップなロマンポルノ。
大笑いしながらお楽しみいただけるとうれしいです♡
ちなみに、この作品が大御所・金子修介監督の
処女作であるということは解説でも触れていますが、
金子監督のサイトでこの作品のコメントを見つけたので、
リンクを貼っておきますね。
ロマンポルノの撮影の現場が垣間見れます♡
http://www.shusuke-kaneko.com/f_graphy/filmography/nurete.html