2017.10.11
若き日の軽率さと恋の脆さ。胸が締めつけられるような気持ちをもう一度。
カテゴリー:事務局からのお知らせ, 女性限定Love&Erosシアター
みなさん、こんにちは。
新開地映画祭事務局のニシジマです。
事務局では先週より、新開地ファン登録いただいている1万3千人の皆さまに、新開地映画祭パンフレットを含む“新開地ラブレター”発送作業をおこなっており、作業も終盤となりました。そろそろファンのみなさまのお手元にパンフレットが届くころ。すでにたくさんのご予約をいただいている状況ではありますが、今週一気に加速しそうです。
さて、上映作品の紹介の続きとまいりましょう。
★「ジョゼと虎と魚たち」
10月28日(土)10:30~
http://eigasai.shinkaichi.or.jp/movies/movie2/
(c)「ジョゼと虎と魚たち」フィルムパートナーズ
もう有名すぎるくらい有名な田辺聖子さん原作の作品。池脇千鶴さん演じる足が不自由な女の子「ジョゼ」と、妻夫木聡さん演じるごく普通のちょっぴり軽薄な大学生の恋のものがたりです。私も映画祭スタッフたちも何度も観ていて、きっとみなさんの中にも観たことがあるという方が多いとおもいます。でもいつか上映したいと思っていました。
この作品、エロス度は高くないです。でもね、新開地映画祭では、なるべくたくさんの女性に楽しんでいただけるよう、できれば全作品観ていただけるよう、女性の視点でストーリーやラブ&エロスのバランスを考えてラインナップを決めています。
最終的に上映を決めるにあたっては、再度この作品をみんなで鑑賞しました。それで、ひとつわかったのは10数年前に観た感覚と、色いろな経験を重ねたいま観る感覚が違う、ということ。(※当時は妻夫木くん演じる恒夫がどうしても好きになれなかった、笑) ストーリーについてはあえて触れません。ただ、ジョゼの足が不自由であろうとなかろうと、一生懸命だった若かりし頃の自分の恋愛を思い出して、胸がキュッと締めつけられました。
ジョゼの真っすぐな気持ち、そして女性としての強さを。この作品を観た人にも、観ていない人にも、もう一度スクリーンで観ていただけたら嬉しいです。